2017年10月の注目ディール<KKRが日立国際電気に対するTOBを再開>

2017-11-13

本年8月9日に一端見送られていた日立国際電気に対するTOBが再開されることとなりました。しかしながら、KKRが提案している公開買付価格の2,900円は市場価格を下回る水準です。
これに対して日立国際電気の第三者委員会は少数株主にとって不利ではないと結論付け、同社取締役会は公開買付に対する賛同を表明することに加えて、株主に対してTOBへの応募を奨励することまで決議しました。こうした対応は、当初TOBのプレスリリースがなされた本年4月時点の判断やその後の見送りがなされた8月時点の判断と大きく異なります。
本件はストラクチャーが複雑なことも併せて、非常にわかり辛い取引となりました。TOBの成否には不透明感が漂います。

詳しくはこちらをご覧下さい。