2018年11月の注目ディール<東芝がLNG事業から撤退>

2018-12-10

東芝は2018年11月8日、以前より最大1兆円の損失リスクが指摘されていた米国のLNG事業からの撤退を発表しました。具体的には、中国ガス大手のENNグループに対して、2019年3月までに東芝アメリカLNGコーポレーションの株式を15百万ドルで売却します。加えて、移管する契約に係る損失補てんのための一時金として、同社に821百万ドルを支払うことでも合意しました。
但し、本件成立までには、米国の対米外国投資委員会(CFIUS)の承認を取らなければならないという高いハードルがまだ残されています。折しも米中貿易戦争の真っただ中です。ルールよりもディールを重視するトランプ政権がどのような判断をするかも見ものです。

詳しくはこちらをご覧下さい。