2019年3月の注目ディール<エヌ・デーソフトウェアのMBOが成立>

2019-04-13

エヌ・デーソフトウェアに対するマネジメント・バイアウト(MBO)の一環として実施されたTOBが3月25日に成立しました。経営陣による自社の買収であるMBOは、一般株主に不利益をもたらすリスクが高い取引形態であり、その取引の公正性の確保は重要な課題として認識されています。経産省も、2007年に策定したMBO指針の改定に向け、昨年末にMBOに係る論点を広く一般より求めるなど、その公正性確保のための検討を進めています。
同時期に進められていた廣済堂のMBOが不成立となったことから、その明暗を分けた要因は何処にあるかを見てみたいと思います。

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