2019年6月の注目ディール<ビジョナリーホールディングスが優先株式を消却>
2019-07-12
2000年代後半より業績不振に陥ったメガネスーパーは、2012年からアドバンテッジパートナーズ等の支援を受けて事業再生に取り組んできました。当初債務超過解消のために発行された優先株式は、2017年に同社が株式移転により設立したビジョナリーホールディングスに引き継がれていましたが、6月18日、ビジョナリーホールディングスは当該優先株式をすべて消却する旨の発表をしました。
優先株式の消却は「事業再生期」が終了したことを象徴するはずですが、この発表を受けて同社の株価は20%近くの暴落となります。優先株式消却のために複雑なストラクチャーが採用されたことに対する市場の評価は重く受け止める必要があると思われます。
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