Archive for the ‘マーケット’ Category

2014年11月の注目ディール<相次ぐ地方銀行の経営統合>

2014-12-12

2014年11月は地銀の経営統合合意のニュースが2件、相次いで発表されました。その1件は首都圏を基盤とする横浜銀行と東日本銀行の経営統合で、もう1件は九州を基盤とする肥後銀行と鹿児島銀行統合です。本年10月1日付けで東京都民銀行と八千代銀行が共同持株会社である東京TYフィナンシャルグループを設立したばかりであったこともあり、地銀再編に対する関心と期待が今まで以上に高まったのではないかと思われます。

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2014年10月の注目ディール<コロワイドによるカッパ・クリエイトへのTOB>

2014-11-11

2014年10月27日、カッパ・クリエイトホールディングスは、コロワイドによるTOBに対して賛同するとともに、TOB後に同社に対する第三者割当増資を実施することを公表しました。本TOBと第三者割当増資により、コロワイドは合計で50.5%の株式を取得してカッパ・クリエイトを連結子会社化する予定です。
カッパ・クリエイトは、昨年より元気寿司との業務提携の下で業績回復を目指していたはずですので、本件の実行により戦略の枠組みを大きく転換することになります。同社の今後の動向には目が離せません。

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2014年9月の注目ディール<スターバックスに対するTOB>

2014-10-12

2014年9月23日、米国のスターバックスコーポレーション(米国スタバ)は、JASDAQに上場しているスターバックスコーヒージャパン(SCJ)を100%子会社化することを発表しました。
今回の完全子会社化における手法は、2回のTOB、全部取得条項付株式によるスクィーズアウト、SCJとTOBのために設立したSPCとの合併の4ステップとなっています。続けざまに実施する2回のTOBにおける公開買付価格の設定について注目しみました。

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2014年8月の注目ディール(2)<NTTドコモによる自己株TOB>

2014-09-11

2014年8月6日、NTTドコモは自己株式の公開買付けを実施する旨の発表をしました。
本件は、応募株式の殆どが親会社であるNTTによるものであったことが特徴的です。親子上場している企業における取引事例には、他にはない意義を垣間見ることができると思われます。

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2014年8月の注目ディール(1)<アコーディアによる自己株TOB>

2014-09-11

2014年8月4日、アコーディア・ゴルフは自己株式の公開買付けを開始する旨発表しました。
アコーディア・ゴルフは2012年の年末から翌年明けにかけてPGMホールディングより敵対的買収をかけられていますが、その際に大株主として登場したレノグループが今回もキーとなっています。
アクティビストを意識した案件であるが故に、他の自己株式の公開買付け案件とは異なる状況が見られます。

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2012年12月から翌年明けにかけて実施されたPGMによる敵対的TOBについても、トピックス/インサイトで取り上げています。2013年1月の注目ディールも併せてご覧ください。

2014年7月の注目ディール<有機ELディスプレイパネルの統合新会社設立合意>

2014-08-11

産業革新機構(INCJ)、ジャパンディスプレイ(JDI)、ソニー及びパナソニックの4社は、有機ELディスプレイパネルの量産開発加速及び早期事業化を目的として新会社を設立することに合意しました。統合会社における議決権割合は、INCJが75%、JDIが15%、ソニーとパナソニックが共に5%ずつとなる予定です。
有機ELディスプレイは2000年台より次世代の技術として有望視されてきましたが、コスト削減が進まず、いまだ量産化の体制が整っていません。こうした苦しい状況下での新会社設立ですが、強い日本のハイテク産業復活に向けて、この統合会社が躍進することを期待したいと思います。

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2014年6月の注目ディール<第一生命によるの米プロテクティブの買収>

2014-07-10

第一生命は2014年6月4日、米国生命保険会社のプロテクティブを5,708百万ドルで買収すると発表しました。日本の生命保険会社による海外企業の買収では過去最大の買収案件です。また、同時に、上場以来初めてとなる最大約2759億円の公募増資も決定しました。2010年に相互会社から株式会社へと転換したことを最大限に活用した形となります。

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2014年5月の注目ディール<ローランドのMBO>

2014-06-11

ローランドは2014年5月14日、大株主であるTaiyo Fundと現社長の三木氏によるMBOに賛同する旨表明しました。
ローランドが属する電子楽器市場では、近年価格競争が激化しており、高価格帯を得意とする同社は国内外で苦戦が続いています。本件は、同社がすすめる事業構造改革のスピードアップのために、MBOによる非上場化をするというものですが、創業者である梯氏が反対意見を表明したことから注目を浴びました。

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2014年4月の注目ディール<第一三共によるランバクシーの売却>

2014-05-12

第一三共は2014年4月7日、インドにおける後発医薬品子会社のランバクシー・ラボラトリーズをサン・ファーマシューティカル・インダストリーが合併することに合意した旨発表しました。2008年にランバクシーを買収してから5年以上が経ちましたが、最終的にその経営権を手放すこととなります。本件は、近年増加傾向にある新興国の企業買収における難しさとリスクを示す一例と言えると思います。

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2014年3月の注目ディール<ヤフーによるイー・アクセスの株式取得>

2014-04-12

2014年3月27日、ヤフーは、ソフトバンクからイー・アクセスを買収することを発表しました。買収後の新会社名はワイモバイル(Y!mobaile)です。
ヤフーは上場会社であるもののソフトバンクの子会社であるため、本件はグループ内の取引に過ぎないという見方もありますが、それ以上に注目すべき点はあると思われます。

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